大山崎町議会 2003-03-24
平成15年第1回定例会(第4号 3月24日)
○15番(
堀内康吉君) 多分、議員ご指摘の点は、
議員提案を提出している者が、いわゆる
町長提案に賛成するというのは筋が通らないではないかというような意味合いかというふうに思うわけですけれども、ご承知のように、開催されました
委員会では、
委員会の中では、私どもが提案をいたしました就学前までの
乳幼児医療費の無料化を求めた
条例案が否決をされました。この段階で、次に採決が求められたのが
町長提案の採決でありました。したがって、その段階では、私どもの提案した
条例案に比べれば、これは後退したものでありますけれども、現状よりは一歩前進したものであると、
町長提案は。そういう立場から、その
条例案そのものの評価として賛成をしたものであります。
以上が私どもの考えであります。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) いまのご答弁に対しまして、私は解せませんけれども、それは次の討論のところで、私の意見を申し述べたいと思っております。
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたします。
議員提出議案第6
号議案原案及び
修正案について、一括して討論を行います。
4番
森田俊尚君。
○4番(
森田俊尚君)
大山崎町
乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する
条例案の
議員提出議案第6号について、反対の討論を行います。
乳幼児医療の無料化については、
子育て支援の観点からぜひ必要と思っております。今回、第4
号議案で、
大山崎町
乳幼児医療費の支給に関する条例の一部改正についてが
町長提案されており、平成15年9月から5歳未満児までの通院、1
医療機関、月200円の
自己負担をすれば、残りを公費で負担する。また、5歳以上就学前の児童についても、月8,000円を超える部分については公費で負担するということであります。また、入院については、就学前まで1
医療機関、月200円の
自己負担をすれば、残りを公費で負担するということであります。また、平成17年4月からは通院、入院とも就学前まで
自己負担金200円を除いて
公費負担を実施するということを約束されております。これは昨年12月議会では、5歳未満児の通院・入院の
公費負担のみ実施するとの答弁でありましたが、今回、京都府が制度改正した分も上積みをして実施するというふうに積極的に取り組んでおられることを評価するとともに、町の財政が逼迫している折から、
福祉施策等を削減せず予算を編成されたことについても評価するとともに、平成15年度においては、約1,200万円、平成16年度では約1,900万円、平成17年度には約2,700万円の町負担が生ずるため、一度に就学前まで無料化を実施するのではなく、
事務事業を見直ししながら段階的に実施していくのが妥当であると考え、
議員提出議案第6号の
大山崎町
乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する
条例案については、反対といたします。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) 私は、
議員提出議案第6号原案及び
修正案に賛成する立場から、討論に参加をいたします。
私は、本会議の
一般質問の中で述べましたように、現在の20歳代、30歳代は疲弊し、先の見通しが立たない、精神的に閉塞した憂慮すべき状況にあるというふうに言われています。そのような方々が保護者にある年代、それに対しまして、少なくとも、何か明るい希望を持っていただくように、そういう思いで賛成をいたします。
なお、先ほど
同僚議員の方から、
町長提案に賛成する立場で反対の
意見表明がありましたけども、私は、確かに、町長は、現在の極めて困難な
大山崎の
財政状況の中で、京都府案よりか前進をした提案が出されてこられたというふうに評価をしておりますが、私は、なおかつ、先ほど申しましたような理由で、
議員提案の第6号の原案及び
修正案を賛成といたします。
なお、
先ほど修正案の
提案者から説明をされまして、
委員会で
議員提案が否決されたから、
町長提案に賛成をしたんだというふうな表明がありました。私は、町民にわかりやすい政治をするという立場から、こういうことは非常に問題、政治をわかりにくくしている行動だというふうに思っております。あのとき
委員会で、
町長提案に賛成をされたことによって、この
議員提案の原案が葬り去られる運命になりました。現在、どういう立場をとられるかわかりませんけれども、それは
委員会で態度を表明されるべきものでなくて、本日の本会議で表明をされればよいことだというふうに思っております。このような意味で、私は、
議員提案の原案及び
修正案に
提案者自らがどういう態度をとるかということを注目しながら、賛成をしたいと思っております。
以上でございます。
○議長(
山本孝君) 14番渋谷進君。
○14番(渋谷進君) 14番渋谷進です。この
議員提案に賛成いたします。
そもそも、この
議員提案の経緯をもう一度振り返ってみますと、昨年の9月の本議会で、就学前までの無料化を求める陳情が採択されました。にもかかわらず、町当局が何らそれを具体化しようとする手だてをとらなかったと、こういう事態を前にして、議会からのアクションとして提案されたものであります。今議会の予算
委員会、文教
委員会での審議でも明らかになりましたけれども、予算の試算等の面におきましても、町が就学前までの
乳幼児医療費の全面実施に向けて真摯な努力をしたというふうには到底思えません。
大山崎のお母さんたちは、子どもが小学校に上がれば少しは安心できる、せめて入学するまで、財布の心配をしないで病院に子どもを連れていきたい。こういう強い思いを持っていらっしゃいます。このお母さんたちの願いに応えるためにも、また、町の少子化対策の大きな柱としても、この
乳幼児医療費の就学前までの全面実施というのは、ぜひ実現すべきものであると考えますので、この
議員提案には賛成いたします。
○議長(
山本孝君) 7番江下伝明君。
○7番(江下伝明君) 議員提出の賛成者の一人として、一言討論をさせていただきます。
さきの
文教厚生常任委員会を聞かせていただきまして、私は、その後に、これからの態度をどうするかということを決めさせていただくということで、皆さんに、それぞれお話をしていたところでございます。私は、
議員提出議案を出したときに、町の方が、当初はこの
乳幼児医療の無料化については、全然前向きでない姿勢を示されておりましたけども、その後、前向きに態度を変えられまして、真剣に取り組んでいかれたという姿勢が見られるようになりました。そして、さきの3月議会の
文教厚生常任委員会におきましては、町長の方から、自ら、まず、府の
乳幼児医療の制度に、まず、第一段階としては上乗せをした施策、それから2年後には、就学前までは、これは完全無料化をしていくという強い決意を示されました。非常に
大山崎の財政が厳しい中で、これだけの決断をされたということは、私は高く評価をしております。私は、その町長の姿勢をもとに、その
町長提案の条例を支持するという考えから、今回、私が賛同者として出しております
議員提出議案について、私は賛同しないものといたします。
○議長(
山本孝君) 9番西林哲人君。
○9番(西林哲人君) 私、昨年の9月議会で、
乳幼児医療費を就学前まで無料化することを求める陳情書に賛成いたし、陳情は採択されました。この
議員提案というものは、陳情書が採択されても、行政がなかなか動かなかったため提出されたものと思います。住民運動と
議員提案が町長の姿勢を変えさせ、
理事者側から、完全なものではないですが、議案を提出させたことを高く評価をしますが、現在の
大山崎町の
財政状況を考えまして、6
号議案の原案並びに
修正案とも、賛否の態度を留保させていただきます。
○議長(
山本孝君) 5番前川光君。
○5番(前川光君)
反対討論いたします。
現在、財政基盤の安定ということは、本町はすべきであると私は思ってます。現在、財政基盤の安定ということで、本町においては、最後の領域である人件費まで削減をやっております。例えば平成13年度におきましては、期末勤勉の削減ということで1,323万2,000円、管理職手当の削減ということで661万7,000円削減しています。これは1つの例ですから、人件費に手をつけるということは、皆さん一緒に頑張っていこうという方向性を持っています。そういった意味において、本町においては、いま一度小さな行政を目指すということを進んでいったらどうかと思います。
よって、反対でございます。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
まず、本案に対する
堀内康吉君ほか1人から提出された
修正案について採決いたします。
本
修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) 可否同数であります。
したがって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対する可否を採決いたします。
議員提出議案第6号
修正案について、議長は、否決すべきものと採決します。
次に、原案について、挙手によって採決いたします
原案に賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。可否同数であります。
したがって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対する可否を採決いたします。
議員提出議案第6号原案について、議長は、否決すべきものと採決します。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第7、第4
号議案、
大山崎町
乳幼児医療費の支給に関する条例の一部改正について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
3番
立野満代君。
○3番(
立野満代君) 第4
号議案、
大山崎町
乳幼児医療費の支給に関する条例の一部改正について。
意見を述べて、賛成討論といたします。
私どもは、乳幼児の医療費を就学前まで無料にすることは住民の願いであり、
子育て支援や少子化対策にもなり、町の活性化にもつながると考えています。しかし、就学前まで無料にする
議員提案が否決をされましたので、事前の策として、本案に賛成をいたします。
町長は、2年後には、就学前まで無料にすると言われました。2年後といわず、次年度にも、就学前まで無料にしていただくことを要望して、賛成討論とします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第4
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第4
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第8、第5
号議案、
大山崎町
国民健康保険条例の一部改正について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
14番渋谷進君。
○14番(渋谷進君) 本件に対して、
反対討論を行います。
この議案は、国保の本体に関するものではありませんけれども、退職者の
自己負担を2割から3割にアップするものであります。昨年の10月からの高齢者の
自己負担が3割化、これの一部をなすものでありますので、我々としては認めることはできませんので、反対いたします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第5
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) 挙手多数であります。
よって、第5
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第9、第6
号議案、
大山崎町
介護保険条例の一部改正について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
3番
立野満代君。
○3番(
立野満代君) 第6
号議案、
大山崎町
介護保険条例の一部改正について、
反対討論を行います。
今回の改正は、
介護保険の1号被
保険者、65歳以上の高齢者の保険料の値上げと、保険料段階を5段階から6段階に変更する内容です。
大山崎町では、14年度までの保険料は、月額で、基準額は2,857円でした。今回の提案では、3,443円となり、年間で7,032円の値上げとなります。京都府内市町村でも、軒並み3,000円を超える保険料となっています。こうした事態が生まれている根本的な原因は、
介護保険実施以前の措置制度では、国庫負担が50%占めていたものを制度実施と同時に、国庫負担の割合を半分の25%とし、介護費用の2分の1を保険料で賄うという仕組みにしたために、
サービス利用者が増えれば増えるほど保険料が高くなり、今後も際限ない値上げが繰り返されます。国に対し、国庫負担の割合を元に戻すことを要求していくことが非常に必要です。低所得者対策として保険料段階を5段階から6段階にしていますけれども、現実には、対象者全員が保険料値上げとなっており、これでは軽減対策としての意味はありません。町独自の保険料、利用料の減免制度の充実をしていかなければ、お金のある高齢者しか十分な介護を受けることができなくなります。
以上の理由により反対とします。
○議長(
山本孝君) 7番江下伝明君。
○7番(江下伝明君) 賛成の立場から一言討論させていただきます。
今回の制度改正につきましては、5段階評価から6段階ということで、所得についての配慮がされております。その点については、制度として前進したということで、賛成といたします。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) 私も原案に賛成する立場から討論に参加をいたします。
現在の
介護保険法の
システムでは、
介護保険料を減額しようと思いますと、その分、高額所得者に上乗せをして低額所得者の
介護保険料を減額する、そういう
システムになっております。私は、今回、6段階にして、なおかつ減免の規定を設けると、高額所得者に対しての負担を、その分増やすことになると思いますので、そのご意見も聞かなければいけません。まして、第1段階の96%の方が生活保護の受給者でありますので、その分、生活保護から全額補填をされます。この理由によって、私は、今回の原案に賛成をいたします。ただし、先ほど
立野議員がおっしゃったように、現在の
介護保険法の
システムは、被
保険者の数が増えれば増えるほど、利用者が増えれば増えるほど
介護保険料が増額をしなければいけない、壮大な頼母子講の制度になっています。私は、適当な財源がない段階では、原案に賛成をいたしますが、強く国に対して、制度の改正を議会全体が目指して行動すべきだというふうに思います。そういう立場を私はこれからとることを表明いたしまして、原案に賛成をいたします。
以上であります。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第6
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第6
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第10、第7
号議案、平成14年度
大山崎町
一般会計補正予算(第5号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
1番矢引亮介君。
○1番(矢引亮介君) 第7
号議案、平成14年度
大山崎町
一般会計補正予算(第5号)について、賛成の討論を行います。
総務常任委員会では、地域情報通信基盤整備事業と、平成15年度の新規事業である総合行政情報ネットワークLG1導入事業の関係を精査するために留保しましたが、地域情報通信基盤整備事業が、具体的には防災
システムの強化で、住民の安全につながることが明らかになったので、賛成します。ただ、総合行政情報ネットワークLG1導入事業については、国の管理が強化されるのでは、セキュリティの問題は大丈夫なのかなど、いろいろ不安の声があるので、導入は慎重にすることを求めて賛成討論とします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第7
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第7
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第11、第8
号議案、平成14年度
大山崎町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第8
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第8
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第12、第9
号議案、平成14年度
大山崎町
下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第9
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第9
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第13、第10
号議案、平成14年度
大山崎町
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第10
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第10
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第14、第11
号議案、平成14年度
大山崎町
大山崎ふるさとセンター駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
1番矢引亮介君。
○1番(矢引亮介君) 第11
号議案、平成14年度
大山崎町
大山崎ふるさとセンター駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について、反対の討論を行います。
役場や長寿苑、保健センター、体育館、それに各自治会館など、町の公共施設の駐車場はすべて無料となっています。しかし、ふるさとセンターを使用するときのみ、2時間を過ぎると有料になり、同じ公共施設として不公平になっています。また、特別会計をつくって運営するのは、他の公共施設の有料化の先鞭をつけるものになり認められません。今後、ふるさとセンターを利用する人、また、公共的に使う場合には無料にし、できるだけ
住民負担にならない手だてを打つべきことを述べて、
反対討論とします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第11
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第11
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第15、第12
号議案、平成14年度
大山崎町
水道事業会計補正予算(第3号)について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第12
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第12
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第16、第13
号議案、平成15年度
大山崎町
一般会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
15番
堀内康吉君。
○15番(
堀内康吉君) 平成15年度
大山崎町
一般会計予算について、反対の討論をいたします。
まず、予算の特徴でありますけれども、まず、第1に、この予算は、国の政治の影響が強く出ている予算であります。前年度比で、歳入では、約5億円、4億8,000万円の今年度は減収となりました。この内訳は、町税で約2億400万円、
地方交付税で約2億7,000万であります。また、町税の内訳は、固定資産税がその半分の1億、町民税がその半分の1億、個人と法人税の割合は、それぞれ5,000万ずつであります。まず、固定資産税の減収の原因は、バブル経済の崩壊などによる評価基準の引き下げ、ここでも国の政治の影響が色濃く出ています。また、設備投資の抑制など、償却資産の減収、これも同じく国の経済政策が色濃く出たものであります。また、町民税の減収は言うまでもなく今日の不況が反映したものであります。また、
地方交付税の2億7,000万円、これは国の地方財政計画、つまり地方へのしわ寄せが一層強化されている。こういったことが本年度の予算の第1の特徴であります。その結果、町は、町債で2億3,500万、基金の繰り入れで3億6,000万、こういう、言ってみれば無理をして予算を組まざるを得ないという状況になっているということであります。
2つ目の特徴は、そういう厳しい財政の状況でありますけれども、一定の住民要求が本予算には反映されているということであります。これは先ほど可決されました
乳幼児医療費の4歳までの無料化措置、あるいは
介護保険の利用料の、ごくわずかですけれども、減免措置も予算化されました。また、そのほか二山小学校の耐震調査の実施、あるいは平和施策では、広島の平和祈念式典に町民代表を派遣する。こういったものは、この間の住民の運動の成果として評価できるものだというふうに思います。
3つ目の特徴は、こういった一定の前進面がありながら、全体としてみれば、住民の暮らしを顧みない、国・府追随の予算として編成がされているということであります。特徴的な1つの問題は、15年度から各種検診の有料化が行われた。これは重大であります。基本健康調査と肝炎ウイルス検診、この2つを残せば、すべてが有料化ということになりました。骨粗しょう症の検診、乳がん、肺がんの各痰検査、大腸がん、胃がんなどが有料化されました。これに対して町当局は、受益者負担が原則だと、こういって、この住民への負担強化を正当化されましたけれども、その一方で、山城市町村連絡協議会関連の予算が相変わらず計上されている。これはご承知のように、部落解放同盟にトンネル団体をつくってお金を流すという、本来不当で、不法な支出であります。あるいはまた、住民にとっていま急ぐべきではない、不必要なイベント予算も幾つかこれまでどおり計上されております。一例を挙げますと、歴史街道推進協議会への負担金、これは関西財界が進めている施策でありますし、あるいは京都府などが音頭をとって進めております乙訓・八幡広域連携事業推進協議会、こういった住民にとって直接利益にならない、こういったものの負担金が相変わらず予算には計上されております。また、平成15年度からは、ご承知のように、
大山崎町の地域に第二外環のインタージャンクションが開設されることになりました。これによる影響が大変心配されておりますけれども、本
年度予算にはこれに関連する、そういう予算措置がありませんでした。むしろ、関係者の合意や、あるいは、これまでの繰越金がある、こういう事情があるとはいえ、第二外環対策
委員会の協議会の予算が大幅に減額されたことは、町のこの問題に対する態度を示しているというふうに思うところであります。
また、先ほど、私どもの矢引議員が討論いたしましたように、LG1、いわゆるコンピュータ化への予算措置、委託料が多く計上されておりますが、全体としては、私どもはこういった利便が図られていくということについては積極的なものだというふうに考えておりますが、しかし、多くの識者の間でも、いま国が進める電子整備、あるいは電子自治体などというものの中には、あの住基ネットのセキュリティの問題など、幾つかの問題で指摘がされているところでありまして、むしろ慎重に対応すべきものではないかというふうに思うところであります。また、そのほかの問題として、教育予算では、要保護、準要保護の児童が増える見込みだと、こういうことでの予算の増分化がありました。また、敬老祝金が対象者の増加によって、これまた予算が増やされたと、これらの予算措置でも明らかなように、高齢化が進み、あるいは今日の不況のもとで住民の暮らしが大変になってきていると、予算はそれらのことを示しております。むしろ、こういうところでは、障害者の関連への補助金でありますとか、あるいは無認可保育所への補助金、あるいは公衆浴場の対策補助金など、住民関連の補助金が長い間据え置かれてきましたけれども、こういったところを増額するという積極的な措置がむしろ必要ではないでしょうか。
そのほかの問題として、債務負担行為として、1号線の拡張のための予算なども計上されておりますけれども、これらの執行に当たっては、いまなお全体計画を一体どうするのか、このことが明らかにされておりません。つまり部分的に拡張工事はやるけれども、その道が一体どこにつながり、全体として、住民の暮らしにどうかかわってくるのか、こういったことについて一切明らかにしないまま進んでいます。あるいはまた、地下水利用の対策協議会の設置が行われておりますけれども、企業の地下水の汲み上げなど、これからの水資源のあり方を考えるときに必要な情報などが、いずれも隠ぺいされています。こういったものは、町の姿勢として厳しく糾弾されなければならないというふうに思うところであります。また、そのほか、今年度からではありませんけれども、開発協力金が歳入で民間活力の名のもとに見込めなくなりました。かわって公園整備負担金などが歳入で行われるようになりましたけれども、いずれも、かつての開発協力金などに比べれば、極めて低いものであります。今日、税収が厳しくなっている、そういうもとで、
住民負担の強化についてはいろいろと検討されるけれども、こういったところにこそ、むしろ、その歳入の道を求めるべきではないかというふうに思うところであります。
以上、予算の特徴について簡単に述べまして、本予算に反対するものであります。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) 私は、来年度の当初予算に対しまして、賛成の立場から討論に参加をいたします。
私が初日の本会議で、
一般質問で述べましたように、現在の地方財政の危機は、国がつくり出したもの、地方自治を存続させる、そういう立場を崩すような、そういう政策を国が示して、それを進めてきている。それが根本になっていると思います。具体的には、
地方交付税の大幅な減額、法律で定まったことすら守らずに交付税を減額をしてきている。また同時に、国の予算の帳尻を合わすために、様々な補助金を打ち切ってきている。そういうことから、現在の
大山崎町の来
年度予算の歳入にも反映をしていると思います。これは私は、
大山崎町や町長の責任ではなくて、国が地方自治をつぶしてきた、そういう立場からの政策に基づくものだというふうに思っています。このため、私は、この問題で町長に反対をいたしません。賛成をいたします。また同時に、歳出面におきましても、現在の福祉施策をこの財政危機の中で守ってきておられる、そういうことも評価をいたしたいというふうに思ってます。ただ私は、賛成するに当たって2つの要望を町長に申し述べたいというふうに思っています。
まず、物件費についてであります。当初予算で、事務費、賃金、そういうものの項目が算定され計上されております。しかし、昨年の12月の補正予算を見ますと、そういう物件費の補正が486万8,000円に上っています。そのうち新規事業に係るものは、環境美化条例施行に伴う10万9,000円であります。差し引きをいたしましても475万9,000円の物件費が12月補正で計上されています。私は、来年度の厳しい財政事情の中で、このようなことがないように、執行についてはコントロールを十分していただき、補正で物件費が計上されるようなことがないよう、執行計画を綿密に組んでいただきたいと思います。これらの物件費が不足をするようなことがありましたら、既存の物件費から当然調整をして、補填すべきものだと思っています。そういう意識を町役場の町長から職員にまで意識の徹底を図っていただきたいというふうに思います。これが第1点の要望であります。
第2点の要望は、先ほども出ていましたように、町道1号線の整備計画の問題であります。個々の案件で整備を図るのでなく、町道1号線の全体計画を明らかにして、その論議をしながら、個々の買収案件が出たときに意見を交わすべきだというふうに思っています。このような立場から、町道1号線のマスタープランを早急に議会の方に提出をされるように要望いたします。
以上であります。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第13
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第13
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第17、第14
号議案、平成15年度
大山崎町
国民健康保険事業特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
15番
堀内康吉君。
○15番(
堀内康吉君) 14
号議案、平成15年度
大山崎町
国民健康保険事業特別会計予算については、予算
委員会の中では、もう少し精査をしたいということで、態度を留保してまいりましたけれども、議員団等で議論しました結果、賛成すべきものと決しました。
なお、同じく態度を留保しておりました、日程第19で上がっております第16
号議案、平成15年度
大山崎町
老人保健事業特別会計予算についても同様、賛成することにいたしましたので、この場所であわせて述べておきたいと思います。
以上です。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第14
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第14
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第18、第15
号議案、平成15年度
大山崎町
下水道事業特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第15
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第15
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第19、第16
号議案、平成15年度
大山崎町
老人保健事業特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第16
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第16
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第20、第17
号議案、平成15年度
大山崎町
介護保険事業特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
3番
立野満代君。
○3番(
立野満代君) 17
号議案、平成15年度
大山崎町
介護保険事業特別会計予算について、反対の討論を行います。
先ほどの6
号議案で述べた趣旨であり、反対といたします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第17
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第17
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第21、第18
号議案、平成15年度
大山崎町
大山崎ふるさとセンター駐車場事業特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
1番矢引亮介君。
○1番(矢引亮介君) 第18
号議案、平成15年度
大山崎町
大山崎ふるさとセンター駐車場事業特別会計予算について、反対の討論を行います。
先ほどの第11
号議案で討論した内容と同じ趣旨で反対とさせていただきます。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第18
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第18
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第22、第19
号議案、平成15年度
大山崎町
大山崎区
財産管理特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第19
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第19
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第23、第20
号議案、平成15年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第20議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第20
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第24、第21
号議案、平成15年度
大山崎町下植野区
財産管理特別会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第21議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。
挙手全員であります。
よって、第21
号議案は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第25、第22
号議案、平成15年度
大山崎町
水道事業会計予算について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
1番矢引亮介君。
○1番(矢引亮介君) 第22
号議案、平成15年度
大山崎町
水道事業会計予算について、反対の討論を行います。
予算特別
委員会の質疑で、平成15年度単年で1億5,238万円の赤字、累積で5億2,029万円の赤字になることが明らかになりました。
府営水道の導入で、
水道事業会計は完全に破綻しています。反対の理由は2つです。
1つ目は、水道会計を破綻させた
府営水道が入ったままになっているからです。2つ目は、最初から赤字の予算を組んで、それをどうするかの対策も組まれていない。唯一、水道事業経営審議会を設置して、これから対策を考えるでは無責任なのではないでしょうか。そんなものは予算とも言えないし、普通の企業ではあり得ません。この予算を認めると、住民の方から、議員の資質を問われることになります。だから反対します。解決の道は、
府営水道協定の見直ししかないということを述べて、
反対討論とします。
○議長(
山本孝君) 7番江下伝明君。
○7番(江下伝明君) 一言賛成の討論をいたします。
今回の予算については、それぞれご苦労されて、その中身についてはよくわかるんですけれど、1つ要望といたしましては、水道料金の見直しに当たりまして、今年度、審議会を設けてやられるということでございますけども、その審議会のメンバーに当たられた方につきましては、この
料金改定の元凶であります、
府営水道の料金、そして、それに係わる
府営水道の導入に至るまでの歴史的な経過について、十二分に、そのメンバーについてはご理解をさせていただきたいということで、都市用水という位置づけについてのあり方、上水道、そして工業用水としてのあり方、そして治水と利水のあり方、この歴史的な経過について、今回の料金問題が生じているということを十分審議会の中でご理解をしていただきまして、慎重なる
料金改定についての審議をいただきたいということを申し添えまして、今回の22
号議案については、賛成といたします。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第22
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、第22号は原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第26、請願第1号、
国民健康保険税の引き下げなどを求める請願書について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
2番小梶晃君。
○2番(小梶晃君) 本町の国保会計は、収支のバランスが大きく崩れているというわけではありません。しかし、かつて、老人健保がなかった時代に、
一般会計から5,000万円の繰り入れを続けたことがございました。今日、健保制度が改定を重ねるにつれて、国保も環境が変化してきています。単純に過去の例を引き出すことはできないかもしれませんが、住民の暮らしの実態から
住民負担を検討するべきであります。もともと国保は、退職者や零細業者など、社会的弱者が多く加入している保険であり、社会保障として支えるべき性質の強い保険であります。ところが政府は1984年に、国庫補助を医療費総額の45%から38.5%に一方的に減らしてしまいました。したがって、まず国庫支出を元に戻すことを政府に要求することは当然であります。一方、自治体としては、住民の暮らしぶりをよく把握し、適切な対応をしなければならないと思います。本町の個人町民税収入は、平成9年に11億3,800万円あったのが平成13年には9億2,500万円にまで落ち込んでいます。これは退職者、つまり年金生活者などが増える、また、不況の影響で零細業者の状況が悪化しており、これらにより世帯収入が少なくなっていることのあらわれであります。そして、こういう人たちが国保に加入しております。この実態からみて、今度、国保の値上げがされるような情勢でありますが、国保税は、会計の都合からではなく、住民の暮らしの実態にあわせて引き下げを検討するべきであると思います。そこで、この請願書を採択していただき、また、
理事者においては、さらに検討を進めていただくようお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) 私は、この請願については賛成できない立場で、一言私の意見を申し述べたいと思います。
国民健康保険税につきましては、度重なる改定によりまして、かなりの負担額になっています。この点では、私は非常に心苦しく思いますが、この健康保険税を
大山崎町独自で減額、引き下げをしますと、その分の補填をしなければいけません。その財源を私は見いだすことはできません。このため、私はこの
国民健康保険税を引き下げることという項目を外して、ここの第1項に書いてある、この文は、私が作成した文でありますが、第2項を外した上で、第1項を載せて、国に対して強く働きかける、そういう請願、町と議会と一体となって、国に対して働きかける、そういう趣旨の請願にすること、そのことを求めましたが、なおかつ、第2項で、
国民健康保険税を引き下げることという、簡潔な表現がなされています。先ほど申しましたように、これを下げたときの財源を私は、見いだすことができておりませんので、この請願については、賛成をしかねます。
以上であります。
○議長(
山本孝君) 10番阪本広君。
○10番(阪本広君) 請願書、第1号に賛成の討論を行います。
確かに、請願事項の1の項目について、2についてはどうかと思うんですけど、引き下げるということは、これは実質、無理なことであろうかと思うんでありますけれども、3、4、5、これは確かに、どうしてもこれはやってもらわなくてはならないと、減免制度の拡充もしてもらわなければなりません。一部負担の問題もそうであります。また、保険税の滞納者に、資格証明書、短期保険証を交付しない。これは特に悪質な滞納者がおるわけであります。そういう者に対しては、厳粛な態度で臨むべきであると、また、5番の国に対して、国庫負担の増額を求める、これは当然のことであります。
以上をもちまして、3、4、5あわせまして、賛成といたします。
○議長(
山本孝君) 7番江下伝明君。
○7番(江下伝明君) 反対の討論をさせていただきます。
この保険の制度につきましては、国の制度については、私も、国に対しての制度改革につきましては改善を求めるという立場でございます。しかし、実際の運営上のことにつきましては、この
大山崎町自体が運営しておりますし、現在の
大山崎町の国保につきましては、市町村の中でも非常に努力をされた形で、各所得階層についても十分配慮されている、そういう内容になっております。それを現在以上に保険税を下げるということにつきましては、現在の情勢の中では非常に困難であるということでございますので、今回の請願1号につきましては、反対の立場をとらせていただきます。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
請願第1号について、採択することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手少数であります。
よって、請願第1号は、不採択することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第27、請願第2号、
教育条件に関する請願について。
委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
3番
立野満代君。
○3番(
立野満代君) 請願第2号、
教育条件に関する請願について、賛成討論を行います。
請願の中心課題の30人学級は、いまや全国的な流れとなっています。京都府は、今年から、1年生で1クラス31人以上のクラスには、2人の先生の配置を決め、2年生は1週間10時間まで、担任以外に先生の配置を決めました。
大山崎町では、子どもが減り、あと少しの手だてで30人学級が実現をします。学習集団と生活集団に分け、子どもたちに混乱を招く少人数授業をやめ、早急に30人学級を実現するよう要望いたしまして、賛成討論といたします。
○議長(
山本孝君) 8番
山本芳弘君。
○8番(
山本芳弘君) 私も、この請願については賛成をする立場で、討論に参加をいたします。
実際上、
大山崎町内におきましては、30人学級、もしくはそれに近い実情になっているということが、先日の
文教厚生委員会で
理事者の方から答弁がされました。しかし私は、引き続き、やはりこの30人学級というのは大切なことだと思っておりますので、賛成をしたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
請願第2号について、採択することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、請願第2号は、採択することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 日程第28、意見書案第2号、医療制度改悪の実施を凍結することを求める意見書(案)についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
14番渋谷進君。
○14番(渋谷進君) 国会でも、野党4党が凍結を求める法案を出しております。この問題につきまして、多くのことは申しません。サラリーマンの医療費の
自己負担が2割から3割になることによって、いかに家計に大きな影響を与えるかということをお考えいただいて、是非皆さん、賛成いただきたいと思います。
○議長(
山本孝君) 提出者に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
山本孝君) 質疑を終結いたしまして、討論を行います。
9番西林哲人君。
○9番(西林哲人君) 現在の不況下で、消費を冷え込ませるような医療費負担増は考え直すべきであることをもって、賛成の討論といたします。
○議長(
山本孝君) 11番
平岡幸子君。
○11番(
平岡幸子君) 私は、反対の討論をさせていただきます。
年間医療費が約30兆円、それが毎年、約1兆円ずつ増えていく中で、すべての医療保険は、いま火の車です。サラリーマン以外の皆さん、すなわちサラリーマンの家族や自営業者や地域の皆さんが既に払っている医療費の3割負担をサラリーマンの皆さんにもお願いし、全員が平等に3割
自己負担をしようというものであります。引き上げは、少子高齢化などで医療費が増大し続ける中、誰もが一部の負担で必要な医療
サービスを受けられる国民皆保険制度を将来にわたって守るために行われるものです。私たちは国民皆保険は当然と思っていますが、世界的に見ると、当たり前のことではないのです。アメリカでは、公的な医療保障は高齢者や障害者と低所得者のみで、ほかの人々は民間の保険に任意で加入しています。そのため、全人口の約16%が無
保険者という状況で、まさに国民皆保険は日本が世界に誇れる国民の安心の基盤なのであります。ところが、いま医療保険財政は危機的な状況にあり、この国民皆保険が崩壊の危機に瀕しています。何社かの新聞の社説には、こうありました。まず、毎日新聞には、「情けない、負担増凍結や反対を唱えれば済む問題ではないのだ」と断じております。また、産経新聞におきましては、「小手先の甘い幻想を振りまくより改革を断行して、医療制度を安定させることが政治と行政の責任だ」と強く訴えております。さらに朝日新聞では、「保険財政の悪化が退っぴきならない状態になっている、負担増を打ち出せば痛みはもっと大きくなる、国民健康保険などの厳しい財政の見通しを考えると、3割負担はやむを得ない」と述べております。負担が軽いのに越したことはありませんが、いま3割負担を導入しないと、医療保険財政をさらに悪化させることになり、より大きな負担を国民にお願いしなくてはならなくなってまいります。具体的な改革案を示さず、ただ反対するだけで問題の先送りは余りにも無責任な対応であります。よって、この意見書(案)に対して、私は反対をいたします。
○議長(
山本孝君) 7番江下伝明君。
○7番(江下伝明君) 一言賛成の討論をさせていただきます。
今回の3割
自己負担につきましては、もともと政府の方が、医療制度改革を行ってきましたけれども、結局最後は、その負担を強いるのは、サラリーマンと負担、取りやすいところから取るという、そういう改正でございます。先ほどもいろいろ言われましたけれども、この政府のいまの医療制度改革についての方針につきまして、非常に矛盾点がございます。ぜひ、サラリーマン本人の3割
自己負担というものを凍結いただきまして、医療制度改革全体が改善されるということを望むところでございます。
よって、今回の意見書(案)につきましては、賛成の立場とさせていただきます。
○議長(
山本孝君) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
意見書(案)第2号について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は挙手願います。
(挙手する者あり)
○議長(
山本孝君) ありがとうございました。挙手多数であります。
よって、意見書(案)第2号は、原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────
○議長(
山本孝君) 以上で、本日の会議を閉じ、これをもって平成15年
大山崎町議会第1回定例会を閉会いたします。ご苦労さまでございました。
12時06分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
大山崎町議会議長
会議録署名議員
会議録署名議員...